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写真屋の頁です


by buu3

午前3時55分

 今朝チューをされて目が覚めた。
 犯人は長女の梓だ。
 彼女が自分を起こす理由は散歩に行きたいからに他ならない。早速ガラス戸を開けて外へ出す。外は漸く明るくなり始めている。鳥が鳴き始め、たばこを一本吸っている間にウグイスも鳴き始めた。
 「ホーホケキョ、ホーホケキョ」最近この鳴き声が、どうも「モーキョウカイチョ、モーキョウカイチョ」と聞こえてならない。心の底に長瀞町観光協会のことが気になり、協会長のことを補佐しなければという深層心理がきっとウグイスの声を誤った聴き方に変えてしまっているのだろう。
 全く情けない物である。自分自身では、それほど気にしているとも思っていないのだが、こんな事で、自然に耳に入る物が全く違って聞こえてきてしまうのである。自分の心の弱さに呆れるばかりだ。
 ウグイスの鳴き声と共に、今度は蝉の声も聞こえ始めた。その蝉の声の中にヒグラシの声も加わっている。朝方にもヒグラシが鳴くのである。
 たばこを吸い終わる頃、昨日の新聞が目に入った。一面に長期信用銀行の破綻事件の記事が載っている。当時の取締役の経営責任が問われた裁判の結果である。「無罪確定」。
 「エッー、可笑しいでしょう」何故?何故無罪。とてつもない公的資金でその失敗を贖っておきながら、その経営責任が問われない。理解が出来ない話だ。枝葉末節の問題で、当時の法的な根拠の裏付けが他との比較の中で罪に問えないと言うことらしい。これも全然理解出来ない。
 大体において、銀行がノンバンクに貸し付けを行って破綻したことの結末がこれですか?理解出来ない。司法は何を考えているのか。国の経済を支えるべき金融機関が、高利貸しに金を貸して罪に問われないのか。政治的配慮があったのか。こんなばからしい話が新聞のトップを飾っているとはなんと情けない国だろう。
by buu3 | 2008-07-20 06:35